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ネットロアをめぐる冒険

ネットにちらばる都市伝説=ネットロアを、できるかぎり解決していきます。

涼宮ハルヒの虚報、嘘をつくなら英語でつけ

さて、先日こんな記事が大手まとめサイトにいくつか載りました。

 

blog.livedoor.jp

 

引用元は痛いニュースさんですが、他のまとめサイトでもいくつか取り上げられました。

 

で、元記事はこちらです。

www.animemaru.com

 

ハルヒのケイタイストラップを拾おうとしたらトラックにひかれて、8年間眠り続けていたみたいなことが書いてあります。レナードの朝ですかね。で、久しぶりに目覚めてみたら、まだハルヒは人気があって嬉しいし、シーズン2も放映されたなんてYEAHみたいなことが書いてあります。

 

うーん、ちょっとできすぎじゃありませんかね。

 

ということで、元記事の「ANIME-MARU」なるHPの別記事を見てみると、どうも向こうのオタクっぽい感じの香ばしめな記事が並びます(PSYCO-PASSネタの抗議行動とか)。

 

で、ABOUTUSを覗いてみると、「Anime Maru is fake anime news」とあるではないですか。続けてアメリカンっぽく(アメリカか知らないけど)「もし君がこの記事でショックを受けたら、ママに相談することをおすすめするよ。そしたら「そんなのあるわけないじゃない!」って言ってくれるからねHAHAHA!」見たいな感じでジョークをとばしています。

 

というわけで、たぶんこの記事はフェイクなわけです。

でもまあ、まだ「たぶん」です。一応、そういうハルヒストのギーク男性が8年間眠り続けて目覚めた可能性もあるわけです。なので、まずは掲載されている写真がコラかどうかを確かめるわけです。

 

さて、この写真は明らかにコラっぽいですな。お得意のGoogle画像検索をかけてみます。現在時刻のままだと、日本のハルヒ記事が邪魔をするので、適当に4月8日以前ぐらいにして絞りました。

 

そうすると、こんなサイトがひっかかり、

www.appps.jp

 

ここにこの画像が使われていました。

f:id:ibenzo:20150429160101j:plain

うーん、やはりコラでしたねえ。画像の出所をたどると、2013年のバーミンガムのモスクで起きた事件の際に負傷した警官のものだそうです。名誉の負傷がとんだジャパンのオタクにされてたなんてたまったもんじゃありませんな。

 

なぜこんなへたくそな虚報がまかりとおったのか。

 

第一にソースが英語だったこと。私だって英語は得意じゃないし、いちいち元記事サイトが嘘サイトかどうかを英語を読んでまで確かめるのは億劫です。嘘をつくなら英語でつけばよろしい。

 

そして第二に、記事の内容がキャッチーだったことでしょう。申し訳ないですが、元記事の「Anime-Maru」なるサイトのほかの記事は、ちょっとオタクオタクしていて、一般人から見たらあんまりおもしろくありません。その中でも、このハルヒの記事は、○事故の原因のくだらなさ○8年間眠って結局ハルヒかよ的虚脱感、といった、格別に面白くはないんだけど興味をひいて「すげえやつだなあ」と思わせる物語の構造がありました。

 

まあ、これで釣られたなら「一本とられた!」という感じです。ぜひまたこういう記事で世間を騒がしてほしいものです。