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ネットロアをめぐる冒険

ネットにちらばる都市伝説=ネットロアを、できるかぎり解決していきます。

「感謝されるべき」とオスプレイ事故に関して司令官は言ったのか、記号ではなく人間として

オスプレイの事故に関して、米軍司令官の発言が波紋を呼んでいます。

www.buzzfeed.com

Buzzfeedさんは最近ファクトチェックに乗り気みたいで、こういう記事を迅速に出すところに好感が持てるのですが、どうもtwitter上で、このニコルソン調整官がしたとする「被害を与えなかった。感謝すべきだ」という発言は「神に感謝すべき」と訳すべきところの誤訳だ、みたいなデマが広がっているという話。

副知事との会談は非公式なものであるから、記録も無いし、それが誤訳だと言い切ることもなかなかオカシイ話なのですが、みんな信じたい話を信じるんですね。

 

で、結局、英語でなんといったかというのはわからないわけですが、ひとつソースがあるとすると、12月14日に開かれた公式の会見、あれが今の段階で存在するニコルソン調整官自身の発言となります。今回は、無理を承知で、この会見から、「副知事との話はどんなやったんやろなー」というところを想像してみようと思います。

 

 

***

 

副知事との会談は会見の直前 

 

現在、III MEF Marines(第3海兵遠征軍)*1が、オスプレイの事故に関する記者会見の動画をfacebookにて公開しております。

www.facebook.com

44分もある長い動画なので、見るのが大変な方は通訳の日本語でのサブスクリプトを用意したので、そちらを注釈にてご覧下さい*2

 

実はこの動画の冒頭での調整官の発言から、この記者会見が副知事との会談の直後であることがうかがえます。色々な記事によれば、「強く抗議」「机をたたく」などの興奮した状態だったようで*3、そういう状態から記者会見に臨んだのですから、副知事との会談のヒントが隠されているのではないでしょうか。

 

会見内容はよく考えられている

なんとなく他の記事を読むと、どれだけ高圧的な司令官なのかと思うのですが、記者会見に関しては、もちろん事前の準備もあったのでしょうが、ずいぶん色々なことに配慮した内容になっています。

 

流れとしては、

 

空中給油の必要性

オスプレイの運用実績(主に災害派遣)

事故原因(空中給油による)

日本側の協力への感謝

オスプレイのこれからの運用(安全面)

環境への懸念の配慮

県民の懸念の配慮

 

これに、いかにパイロットの判断が優れていたかという話がそこかしこに出てくる感じです。

要するに、現在、沖縄での基地問題に関する批判に対して、オスプレイが安全で必要なものなのか、ということを、原稿無しで端的に語っています。これらの正当性はともかくとして、注意しながら発言をしている印象を持ちます。

 

特に、現在入院しているパイロットが、熊本地震の救援活動でも活躍したくだりなんかは、どこのメディアも取り上げていないですが、それなりのストーリー性を感じますけど、まあ、取り上げないんですよね。

 

regretとapologize

動画を見ると、調整官の話し方は、確かに威厳があるというか、高圧的というか、迫力があります。以前、相模原の司令官と話したことがあるのですが、まあ、軍人って言うのはみんなこんな感じな気がします。

 

その中でも、特にすごみがあったのが、24:15ごろのくだり。毎日新聞の記者が、「県民に謝罪はないのか」と言ったところです。動画を見るとわかるのですが、こう、ツカツカと記者のほうに近寄っていく感じは、その場にいたらちょっとビビリそうです。通訳はだいぶ割愛しているというか、ポイントがずれていたので、英語での発言を見てみましょう。

 

We spoke governor...um..vice-governor Ageda, and we have regret, we've regret the accidente. But we DO NOT regret the great work of our young pilot and dicision he may not to in danger your okinawa people. And I think we most understand, yes, we regret this accidente of cource, but this is good hard training we are doing. so..yes, we  of course we regret the incident, absolutely we regret the incident.

私たちは副知事と話し、遺憾だと伝えた。この事故は遺憾なものである。しかし、私たちは沖縄の人々を危険から救おうとした若いパイロットの偉大なる行動については、全く遺憾だとは思わない。もちろん、私はこの事故は遺憾であると思うが、我々のしている熱心な訓練の結果でもある。ただもちろん、事故は遺憾である。本当に遺憾であると思う。

 

regretとapologizeは意味がもちろん違って、apologizeは自身に責任があるときに使われる語だというのが一般的な解釈のようです*4。regretは、まさに「遺憾」で、責任の所在を明らかにせず、しかし謝罪の意味をこめたいときに使うものです。この事故の責任については、調整官自身がすぐに判断できるものではないので、「regret」を使うのは自然かと思われます。

 

しかし、毎日の記者は、この回答に対して「謝罪はしないということですか?」と食い下がります。これは、「regret」の意味の迂遠さに気づいたからなのか、それとも通訳の訳し方が「若いパイロットの判断がよかった」みたいな結論になってしまって、何回も言っていた「遺憾」の意が伝わらなかったからなのか、ちょっとわかりませんが、それに調整官はこう答えます。

 

What is the regret meaning? Regret is an apologize.

We absolutely regret the incident. I think our regret is apology.

 

「regret」の意味とは何だ? 「遺憾」とは「謝罪」ということだ。

私たちは本当にこの事故を「遺憾」と感じている。私の中では、「遺憾」は「謝罪」ということだ。

 

調整官に毎日記者の質問を伝えるとき、「apology」ではないのはなぜだみたいな聞き方をしているので、ローレンス調整官はちょっとカチンときたのかもしれません*5

 

その後、ローレンス調整官は、「You asked the first question " do I apologize".」と、毎日の記者の質問にもう一度触れ、「We do apologize」と、今度ははっきりと謝罪します。特に誰かと打ち合わせている場面もないので、これは調整官個人としての判断でしょうか。

 

パイロットの心配を誰がしたか

もうひとつ、調整官の感情が表れる場面が、32:10あたりの、沖縄テレビの記者が、パイロットの容態を聞いた時のことです。調整官は、通訳してもらっている途中ですぐに答えます。

 

Thank you, Thank you for your question. It's a nice question.

 

そして、回答の最後にも「Thank you」を付け足します。今回の事故で死者は出なかったからよかったものの、米軍側の認識としては、賞賛されるべき行動で回避された重大な事故だったわけです。軽症とはいえ、けが人も出ました。

 

しかし、恐らく今まで日本側からは、そのパイロットに関する質問は出ず、全て日本や沖縄に対する影響についてのものばかりだったのでしょう。彼は「謝罪」ばかり問われることに嫌気が差しており、だからこその、感謝の言葉なのではないかと思います。

 

 

立場が異なる主張

以上の点から、私は、副知事との会談において、ローレンス調整官は、「regret」のあたりの話をしていたのではないかと推察します。実際に調整官は、「遺憾」を副知事に伝えたと言っていますが、副知事は「謝罪はなかった」としています。これは、毎日の記者と一緒で、同じような文言で、「しかしパイロットの判断は優秀で・・・」と続けたため、謝罪とはとれなかったのではないでしょうか。もしかすると「感謝するべき」ぐらいのことは付け加えたかもしれません。感情の高ぶりが見られたのは、副知事のところでも同じような「謝罪」の問題を突きつけられたからでしょうか。実際に怪我をして損傷をこうむったのはこちらなのに、なぜ謝らなければならないのだ、と彼は思ったかもしれません。

 

調整官側にしてみれば、是非はともかく米軍は日本政府との協定によって駐留している軍隊です。今回の事故は機体側の故障ではない「事故」であり、大惨事を回避したパイロットは、賞賛されるべき存在です。無駄な命が失われることなく回避されたことは、軍にとっては価値あることでしょう。沖縄県民を巻き込むこともなく、まさにgreat workな出来事だったのでしょう。

 

しかしながら、副知事側は「米軍」の存在を真っ向から否定しています。「米軍がいなければこんな事故はおきない」というのがそのスタンスです。「軍」の存在を認めないのだから、「軍」の価値について意見があうはずもありません。そもそも、二人は同じ立場に立って話をすることができていないのです。調整官は軍としての責任を果たしましたが、副知事は政治という別のベクトルから話を切り込んでいるので、そりゃあ、話が通じない、険悪な雰囲気にもなるでしょう。

 

今日のまとめ

①ローレンス調整官は、記者会見の直前に副知事と会談した。

②話の流れから、記者会見と同じように「遺憾」を副知事に表明したものと思われる。

 

内田樹だったかと思いますが、大阪の小学校での殺傷事件のときに、学校の保護者のインタビューで、まず「学校の安全対策が心配」みたいな回答ばかりだったことが嘆かわしいみたいな話を書いていました。まずは、大変な目にあった教職員への心遣いが先ではないのか、というわけです。

 

一応書いておくと、私は米軍基地の是非について現段階ではいかなる立場も表明していません。是非については書く資格も知識もないと思うからです。しかし思うのは、反対の立場にしろなんにしろ、怪我をしたり事故にあったりした人がいたならば、親の敵でもなければ、その身を案じるのが人情というものではないかなあということです。この手の議論では、米軍やら沖縄県民が、常にステレオタイプの記号として見られてしまいがちです。しかし、我々が俎上に載せ、あーだこーだといっているその記号は記号ではなく、生身の人間なのです。だからこそ、ローレンス調整官が口にした「Thank you」の言葉は、重みがあるんではないでしょうか。

 

 

 

 

*1:第3海兵遠征軍 (アメリカ軍) - Wikipedia

*2: 

まず、みなさん、来ていただきまして、急な記者会見の案内に対応していただきまして、お越しいただきありがとうございます。

今ちょうど副知事と会合を持ちましてですね、終わったところになります。副知事、知事に関しては、パイロットまたは乗組員に対して、懸念の思いを言っていただきまして、感謝しております。

 

副知事のほうから、オスプレイの安全運用の懸念についてのお話がありました。もちろんですね、沖縄の人々が持っている懸念については、私自身も考慮しているところであります。

 

私と幹部で、病院のほうにパイロットを見にいってきました。5人が病院に運ばれたんですけれども、今引き続き2人が病院のほうで治療を受けているということです。

 

私は以前、報道関係者の皆さんに、私共はいつもオープンであり、透明性を持たせたいと申し上げたのですけれど、今日もまさにそのようにしたいと思いますし、皆さんに事実をお話したいと思っています。

 

昨日の夜9時半ごろに、数機の航空機が空中給油を行っておりました。沖縄沖の30kmのほうで、空中給油を行っておりました。

 

皆さんにご理解いただきたいのは、オスプレイに限らず、全ての空中機ですね、空中給油というものが必要になります。その点は、まずご理解いただきたい。

 

我々は太平洋地域においてですね、我々の任務を全うするにおきまして、この空中給油というのは非常に重要となっております。

 

全てのパイロットは、最初にシュミレーターでこの訓練を行います。日中であったり、夜間であったり、低い高度・高い高度、様々な状況の中での訓練が進んでおります。

 

今病院にいるパイロットの中の一人は、まさに前回熊本のほうに、災害支援にいったパイロットであり、前回フィリピンにいきまして、そこから空中給油を行って、それから熊本のほうに行きました。

 

5:53

また、オスプレイは沖縄から飛びまして、どこに停まることもなく、空中給油を行って、それからネパールに行って災害支援をした経緯もございます。

 

7:47

昨夜起こったことを皆さんに説明したいのですが、10時ごろ、オスプレイが空中給油を行っておりました。空中給油を行っている際ですね、プロペラがホースを切ってしまったおそれが高いんですね。そのホースが切れてしまったので、オスプレイのブレードに入ってしまいまして、そこで損傷しました。そのときパイロットがどのような判断をしたのか、ということを説明したいと思います。

 

8:54

ホースが切られた状況にあり、オスプレイはがたがたとゆれている状況だったんですね。ブレードが損傷をおこしまして、不安定な動きをしているということでした。

 

10:02

その際、パイロットの即座の判断としではですね、不安定な飛行になっている、機体が損傷していましたので、20-30Km沖にいました。航空機はもちろん、戻っていかなければいけないんですけれども、彼の判断は、嘉手納に飛ぶんではなくて、それは沖縄の民間の上空を通ってしまうので、それを避けてですね、シュワブの近い浅瀬のほうに着陸しようという判断を下しました。

 

11:06

この最も難しい状況の中で、彼が下した判断に対しては、私は賞賛をおくりたいと思っております。彼は、嘉手納とか普天間に戻ってこなければいけないんですけれども、その経路をとらずに、できるだけ、沖縄の人たちを守るために、海の近くに、浅瀬のほうに着陸しようと判断したことは、よい判断だったと思います。

 

11:51

これが、最初の段階で我々が把握している内容であります。もちろんいくつかの調査が行われております。それで、色んな手順を踏んでですね、もう少し正確な情報が出てくるかと思います。

 

12:36

日本側の協力に大変感謝を申し上げたいと思います。第十一管区海上保安、またその県警の方々、現場を整理していただきまして、それがあって、正しく正確な調査が行われますので、日本の協力に感謝したいと思います。

 

13:24

オスプレイの機体の耐久性として言えるのかと思うのですけれども、あれだけブレードが損傷していたにも関わらず、沖合いのほうに着陸を試みることができたということは、オスプレイの機体の丈夫さということが言えるんではないかと思います。

 

14:26

もちろん、ワシントンのほうでも、オスプレイが引き続き飛行するという、そういった判断が下されております。もちろん、オスプレイはここだけではなく、色々なところで飛行をしておりますし、今回のホースがブレードにあたってしまったという原因を把握した上で、飛行については引き続き続けていくとワシントンでは判断しております。

 

15:32

世界各地では、引き続きオスプレイを利用していくんですけれども、沖縄では、オスプレイを運用しないと決断いたしました。全てのいろいろなチェックリストがありますので、全てをチェックして、航空団の司令官がおりますので、内容が問題ないと私自身が確信するまで、沖縄では飛行しないと決めております。

 

16:18

お伝えしたいのは、これはオスプレイの何かしらのメカニック、システムによる問題ではないということです。先ほど冒頭で説明したように、空中給油を行っている際に、ホースを切ってしまった、それがブレードにあたってしまったということが原因であろうとなりますので、システムに関することではないという事は、もう一度申し上げたいと思います。

 

17:10

また、環境に対する影響、懸念もあるだろうということは私も承知しております。ですので、環境の専門家を送って、調べを進めておりますし、汚染などがないかということは、こちらでも調べているところです。

 

17:51

現在、海軍のほうから、海上保安庁の方から、オスプレイをどのようにして海から引き上げて、また戻すかという事は、調整中であります。

 

18:30

皆様には感謝申し上げたいと思います。5人のうち3人は病院から出ておりまして、引き続き治療を受けている者もおりますけれども、沖縄の皆様からたくさんの声をかけていただいたことに、感謝したいと思います。

 

19:14

2012年のオスプレイの配備から、沖縄の皆様からは不安の声があるという事も承知しております。私たちはオスプレイの安全性を確保しまして、熟練した、訓練を受けた者たちが、オスプレイを運用して、その運用が間違いないものであることを確認したいと思います。

 

20:07

私は、この若いパイロットが行った判断に対しては、本当によい判断をくだしたと申し上げたいと思います。彼がとった行動は、沖縄の上空を飛ばないということで、沖縄を守り、また乗組員を守る行動になったという事は、申し上げておきます。

 

(航空官・司令官らの紹介)

【質疑応答】

22:43

私がいま知っている状況をすべて話しましたので、つまり、皆さんが知っていることは私が知っている情報、情報をすべて共有したということです。

 

23:08

毎日:今事故についての説明がありましたけれども、今回の事故については、沖縄県民は大変大きな不安と恐怖を感じているかと思います。調整官の方から、謝罪の言葉はないんでしょうか。

 

24:15

もちろん私は今回のことはまことに遺憾に思っております。残念に思っております。ただですね、若いパイロットが行った判断は本当によかったものだと思っております。これは必要な判断でありました。難しい中で下した判断はいいものだと思います。同じような話を、先ほど副知事のほうにもさせていただきました。

 

 

毎日:ということは、謝罪はしないということですか?

 

遺憾に思うという事は、申し訳ないという意味をこめています。

私の中では、謝罪も含めて、申し訳ないと思っています。

 

共同:昨日、普天間基地で、別のオスプレイが胴体着陸をしたという情報があるのですけれど。

 

26:27

昨日確かに普天間基地で胴体着陸がありました。これは着陸装置に問題がありまして、ただ、着陸に関しましては、安全に着陸をしたという事で、終わっております。

 

沖縄タイムズ:昨日の事故について、着水とか不時着という言葉を使っていますけれど、機体は大きく損傷をしていて、墜落ではないかという指摘もあるんですが、それについては。

 

はっきりしていることは、パイロットは、上空のほうを飛ばないで、浅瀬のほうに着陸しようと試みていた、という事実がまず一つあると思います。もちろん、試みた着陸の後に機体の損傷はありました。それがハードランディングということもいえると思いますけれど、機体の損傷はありましたが、5人が無事に着陸できたということが、事実です。

 

30:25

NHK:飛行機が落ちた、安部集落まで、**kmほどで、とても近いところだったんですけど、飛行機の方は、近くに人が住んでいるという集落があることを認識していたのでしょうか。

 

パイロットは地理的状況は把握しておりまして、その民間人を避けるためにですね、わざわざ海のほうに着陸するように、したということです。

 

32:10

沖縄テレビ:今、二人が治療中との事なんですけれども、具体的な容態、意識があるのかという事について教えていただきたい。

 

 

パイロットに関して質問していただいてありがとうございます。2人とも意識はありまして、話もできる状態です。そのうち一人は軽症で、明日には退院できると思います。ちょっと骨にあれがあるんですけれども、明日には退院できます。もう一人がもう少し時間がかかりそうで、もしかしたら一週間とかかかるかもしれません。

 

時事:普天間の基地の周辺に住まわれている糸満の市民の方にお話を聞くと、今回オスプレイが落ちたから、もしかしたら自分の家の上で落ちるかもしれない、そういった懸念をもっていらっしゃる皆さんが多くいらっしゃいます。そういった方に対して、中将はどういう風に…

 

みなさんご存知の通り、ハリヤーにしましても、訓練というのは、できるだけ海上に、民間地に近いところではなくて、50マイル離れた沖合いのところとか、そういったところで実施するようにしています。オスプレイも空中給油の訓練も必要な訓練でありまして、今回行っていたように、10-20km沖合いの離れたところで、そういった訓練は行うことになっております。時々、着陸帯に着陸することもあります。それは訓練としてどうしても必要な場合もありますけれど、できるかぎり民間地から離れたところで沖合いのほうで行うという努力はしている所です。

 

36:52

?:(聞き取れない。県警などとの協力のことか?)

 

申し上げられることは、現場を警備してくださっているという事が、私たちにとっては大きな支援になっております。基地の中ではなかったので、県警や海上保安庁の皆様が現場をコントロールしてくれているという事は、私たちの調査も行われますので、そこが大きく感謝するところです。

 

38:49

先ほど、県民に対して謝らないんですか、という質問を投げてくれましたけれども、謝ります。というのは、沖縄の人たちが、今回の件を受けて、オスプレイに対しての不信とか、そういう信頼を失うのではないかと思うと、申し訳ないという気持ちでいっぱいになります。ただ、先ほど説明したように、これはオスプレイのシステムの問題ではなくて、空中給油を行っている時にホースが切れてしまった、それが原因であったと理解していただけたらと思います。

40:22

私が謝罪しないことというのは、今私たちが任務を実施している内容とか、日本を守るために自分が全うしている任務の内容についてであり、それは誤りではなくて、私たちが一緒になって、それらの状況を取り組んでいけたらと思います。

 

41:36

訓練を行っている内容に関しての謝罪という事ではなく、海上自衛隊などのパートナーシップには感謝したいと思います。

 

42:20

こちらに配備されてから4年になりますけれど、その間にオスプレイが価値あるものになりまして、また日本の防衛によく***するということは理解していただけると思います。

 

42:58

訓練にはリスクがあるかとは思います。ただ、リスクというのはお互いの国の防衛を守る意味で必要だという意味でも理解いただけると思います。

 

43:36

最後に申し上げたいのは、もっと悪い状況になったかもしれないのに、パイロットの瞬時の判断で着陸をしたという事で、よい判断を下したという事はご理解いただきたい。

 

*3:沖縄米軍トップ「感謝されるべき」 オスプレイ事故、抗議に反発 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス

オスプレイ「機体システムに問題ない」=県民不安には謝罪・在沖米軍トップ:時事ドットコム

など

*4:英語の解説はこちら↓

Regret vs. Apology: Why Being Sorry It Happened Isn't the Same As Being Sorry - SFGate

日本語の解説はこちら↓

"We regret..."は謝罪のことば? : 行き当たりばったりカリフォルニア・ライフ

*5:

ちょっと話はそれますが、このくだりについては、ハフポスが記事にしています。

 

「沖縄県民に謝罪はないのか」という記者の質問に対し、ニコルソン氏は以下のように答えた。

「我々は、遺憾(regret)だと知事、副知事に話した。事故に対してはとても遺憾に思っている。ただし、パイロットの素晴らしい行動、沖縄の人々を危険にさらすまいという決断については遺憾に思っていない。日頃のハードな訓練の成果だ」

記者が「謝罪はしないのか」と質問すると、司令官は「遺憾は何を意味するのか。遺憾とは謝罪(apology)のことだ」と述べた。

【オスプレイ墜落】沖縄海兵隊トップ「感謝されるべきだ」 副知事「植民地意識丸出し」

 

しかし、ハフポスは最後に、改めて調整官が謝罪した(apologize)場面については触れていないので、なんとなくこれでは、いやいや謝っている感が満載です。これはBuzzfeedの記事も同じで、少々片手落ち感があります。