たいへん国会が注目されている時期ではありますが、以下の内容のツイートがバズってました。
・NHKは国会中継を放送しなくなっている。
・2015年の安保法案の採決の日以来減っている。
いつも通り、これは正しいかどうか調べてみました。結論を書くと、「国会中継の放送日数はそれほど変わっていない」です。
【目次】
- 検証方法
- 年ごとの国会中継日数
- 歴代内閣ごとの放送日数
- 国会中継のルール
- 今日のまとめ
続きを読む
たいへん国会が注目されている時期ではありますが、以下の内容のツイートがバズってました。
・NHKは国会中継を放送しなくなっている。
・2015年の安保法案の採決の日以来減っている。
いつも通り、これは正しいかどうか調べてみました。結論を書くと、「国会中継の放送日数はそれほど変わっていない」です。
【目次】
続きを読む
【5/13 名言の英語訳を一部訂正】
たぶん、岡村隆史氏のラジオでの発言*1の流れを受けてだと思うのですが、ジュリア・ロバーツの言葉として、以下のものがTLによく流れてきました。
女性は悪く育った男性のリハビリ施設ではありません。男性を直すことも、変えることも、親になることも、育てることも、あなたの仕事ではありません。あなたに必要なのは課題ではなく、パートナーです。
英語圏では検証されているものの*2、その結果は「Unknown」となっていますが、今回はちゃんと初出を発見したので、「お、たまには仕事したな」と思ってください。
*1:
岡村は先月23日深夜の放送で、新型コロナウイルス感染拡大の影響で女性の収入が減り「コロナが明けたら美人さんがお嬢(風俗嬢)やります」などと発言し、批判を受けた。先週の放送では発言を謝罪し、急きょ出演した相方・矢部浩之(48)から公開説教を受けた。
岡村隆史「女性への向き合い方変えなくては」 ラジオ冒頭から「風俗嬢発言」に言及:芸能・社会:中日スポーツ(CHUNICHI Web)
*2:
Did Julia Roberts Say Women Are Not Rehabilitation Centers for Badly Raised Men? - Truth or Fiction?
昨夜の地震について、ツイッターで「人工地震」がトレンドとして挙がっていました。その前の夜も同じように緊急地震速報が鳴ったことも関係しているのでしょう。
「人工地震」のYahoo!検索(リアルタイム) - Twitter(ツイッター)をリアルタイム検索
ざっと検索してみると、「こんなワードがトレンドになるなんて日本の教育の敗北だ」「頭おかしいヤツが多いんだな」みたいなコメントが多かったのですが、「人工地震」というトレンドは、そのような批判コメントも含んでしまうため、実際に肯定的に捉えている人がどれほどいたのか、というのを調べてみました。今日は短く書けたので、まとめはなしです。
続きを読む
先日「おさるのジョージ」を見ていたら、ジョージが黄色い帽子のおじさんに「寝れないときは羊を数えるといい」とアドバイスをもらって、実際の羊を数えにいく、というエピソードをやっていました。
その時にふと思い出したのですが、「なぜ羊を数えるのか」という理由に、「Sheep」と「Sleep」の語音が似ているから、という説を以前きいたことがありました。
「眠れないときに羊を数えると良い」という方法の発祥の地はイギリスと言われています。現地では “one sheep, two sheep……”と数えていくのですが、この「羊」の意である“sheep”(シープ)が、「眠り」の意である“sleep”(スリープ)と音感が似ており、脳が「眠れ」と言われているように錯覚するとのこと。
上記記事では「有力な説」の1つとしてあげているのですが、この「Sheep」と「Sleep」の語感が似ているという話、なんとなくいろんなところで言われているような気がしますが、あんまりまじめに検証したサイトがなかったので、ちょっと調べてみました。
【目次】
続きを読む
少し時間が空いてしまいましたが、今日は、この前の「サザエさん」のGW回の話です。
この日の放送で「G.WのBプラン」として、主人公の磯野家がゴールデンウィークにレジャーに行く計画を立て、別の話では一家で動物園を訪れたという展開に対し「不謹慎だ」などの声が上がった。それに対し「アニメはアニメ」「みんなストレスたまってるな…」などの声も相次いだ。
既に記事タイトルは差し替えられていますが、当初は「「サザエさん」がまさかの“炎上”…実社会がコロナ禍の中でGWのレジャーは不謹慎と」というものでした。
これに対し、「アニメにまで文句をつけるなよ」といった声がある一方、「そもそも”炎上”などしていないのではないか」といった形の声も同じようにあがっていました。
「炎上」を疑う向きのいくつかの記事を読んだのですが*1、「メディアのマッチポンプを憂う」という考えに半分は賛成なのですが、今回の件については、果たして「メディア」が意図的に引き起こしたものとだけ考えていいのか、と思いましたので、twitterの内容を(なんちゃって)テキストマイニングしてみました。私の本記事の結論だけ先に書くと、「メディアが<炎上>の印象を強化したのは事実だろうが、視聴者側の心理がそもそもネガティブな傾向にあった」というものです。
【目次】
続きを読む
さきほどツイートでも呟いたのですが、字数の制限もあったので、一応記事でも残しておきます。
調査対象の180カ国・地域のうち、日本は66位(前年67位)だった。日本の状況について、東京電力福島第一原発といった「反愛国的」テーマを扱ったり、政権を批判したりする記者がSNS上で攻撃を受けていると指摘した。
これだと、「国境なき記者団」は、SNS上の脅威が日本の報道の自由を脅かしていると指摘した、としか読めません。しかし、この書き方は少々ミスリードだと思いましたので、以下詳細を書きます。
続きを読む
【4/23 0:55追記】
山口県の例を追記しました。
元ツイートは載せませんが、4月21日付のつぶやきで、以下の情報がバズってました。
①隣県(佐賀・大分・熊本*1)で
②40代の男性がコロナの陽性になる。
③大分県で感染する。
④妻子にも感染
⑤近所から嫌がらせを受け自殺する
結論から書けば、行政が発信する情報の中において、上記の情報に合致する感染者はいませんでした。慎重に書くなら、①~⑤の情報の全てかもしくは一部に誤りが含まれています。以下、差しさわりのない範囲で詳細を書きます。今日は短いです。
【目次】
*1:山口県も海峡挟めば隣県でした。それなら恐らく追記の山口のことなのかもしれません