戸塚ヨットスクールというと、あの過激な体罰と言動の戸塚校長を今でも思い出せますが、そこが幼児教育を始めていて、物議を醸しています。
記事としてはここのnetgeekが初出に近いと思われます。netgeekは、戸塚ヨットスクールの幼児期の合宿である「戸塚ジュニアスクール」のテレビ番組の放送を元に、様々な「体罰的」指導を批判的に書いています。
しかし、戸塚スクールの是非よりも、この記事の作為的な書き方が気になったので、主にその点について書きたいと思います。
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戸塚ヨットスクールというと、あの過激な体罰と言動の戸塚校長を今でも思い出せますが、そこが幼児教育を始めていて、物議を醸しています。
記事としてはここのnetgeekが初出に近いと思われます。netgeekは、戸塚ヨットスクールの幼児期の合宿である「戸塚ジュニアスクール」のテレビ番組の放送を元に、様々な「体罰的」指導を批判的に書いています。
しかし、戸塚スクールの是非よりも、この記事の作為的な書き方が気になったので、主にその点について書きたいと思います。
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また今年もノーベル賞の季節がやってきました。この季節になると、全国のハルキストはそわそわしだすみたいですね。
今年はボブ・ディランというサプライズであり、毎年外野にワイワイやられる村上春樹もかわいそうなもんです。
私は、ブログタイトルからもわかる通り、村上春樹は結構好きです。もちろんタイトルは
からとりました。ちなみに『羊をめぐる冒険』は英訳名が"A Wild Sheep Chase"。これは"A Wild Goose Chase"という英語のイディオムをもじったものです。このイディオムは16世紀に遡る表現で、当時の競馬用語のひとつ。先を駆ける一頭の馬のあとを上手に他の馬が正確な距離を保って走ることを当時は目的としていて、そのキレイな馬の列がV字に飛ぶ雁を想起させることから、「野生雁の追跡」という名称で形容されるようになったんだそうです。それが、イディオムとして「何かを手に入れようといろいろやったけれど、結局それは時間の無駄だった」みたいに変化していったんだそうです。この小説にふさわしいオシャレな英訳ですね*1。当ブログも、ファクトチェックという「いろいろ確かめてみたけどやっぱり正しかった」という無駄足の作業がメインなので、それにあやかってつけました。
閑話休題。
昔はあまり好きではなかったのですが、英語の勉強がてらに読んだ英訳版*2が面白くて、それから読むようになりました。ハルキストのような傾倒は特にないのですが、時間が経つと読み返したくなる、不思議な作家です。小説については賛否両論がもう何十年と続いているわけですが、エッセイやら対談やらについて否定している人をあんまり見ません。
というわけで、そういう彼の「小説以外」の私的なオススメをしてみたいかなあと思います。
*1:以上、『英語で読む村上春樹』2015年5月号を参考にしました
*2:
これの英語版です
【10/15追記】
FourFourTwoらの本田のコメントが同一コメントではないかと書きましたが、何人かの方からどうもそうではなさそうだというご指摘を頂きました。オーストラリア戦直後の本田のコメントを動画で確認しましたが、それはスポニチなどのもの
本田圭佑4年ぶり1トップ「先制の形は良かった」 (日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
で掲載されており、本記事で紹介した本田のコメントは、その後のインタビューということになるでしょう。なので、「コメントはいつされたのか」は訂正いたします。
個人的には原口と本田のコメントの取り違えはありうるような気がするのですが、推測も多めなので、ということを留意してお読みください。
【追記ここまで】
私はあんまりサッカーに詳しくないのですが、オーストラリア戦のコメントが色々と出揃ってきたんですね。そんな中で、こんな本田のコメントが話題になっています。
今回、1ゴールをあげた原口ですが、自身のペナルティエリア内のファールで、PKを献上、相手に1点あたえ、結局それが原因で勝利を日本は逃しました。そのファールのプレイについて、本田が「ただのバカなミスでしたね」と一刀両断した、という記事です。
うーん、サッカーのコメントがずいぶんつぎはぎにして書かれていたことを前に記事にしましたが*1、今回のもいかがでしょうか。
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長谷川豊氏の話に関しては、反応しないことがベストな選択だと思うのですが、すごーくどーでもいいことで気になることがありました。次のスポーツ報知の記事です。
長谷川豊氏の公式サイトが「ウイルス」によって表示されなくなった、ということを、氏がブログで発表した、みたいな記事です。
で、そのブログは以下になります。
炎上したのとはまた別のブログです。いっぱいブログを持ってて大変そうですね。ふむかふまないかはご自身で判断ください*1。
二つの記事を読み比べてみるとわかるのですが、スポーツ報知は、長谷川氏の当該記事をほぼ全文引用しています。一致するところを、色ごとに塗りつぶしてみると、こんな感じ。
もはや、長谷川氏のブログは読まなくて事足りるレベルです。
チョサッケンもあるので、実際の文章はそれぞれご確認いただきたいのですが、スポーツ報知が、当該記事を要約して引用しているのかと思いきや、ただ全文を分解してつないでいるだけだという、大学生のレポートみたいな書き方であることに驚きとともに「報知っぽい」という感想を持ちました。それから、こんなに引用しちゃって大丈夫なのか…訴えられないのか…「引用のイロハもわからない記者は○せ!」とか言われちゃうんじゃないか…と他人事ながら心配になりました。
しかしながら、これには深い訳があるんです。
恐らく報知は、これ以上長谷川豊氏のブログアクセス数を伸ばさないためにも、身を切る覚悟で、自らの記事に全文引用したものと思われます。「あいつのブログのリンクを踏むぐらいなら、うちのリンクを踏んでくれ…!」という報知の悲痛な叫びが聞こえてきそうです。絶対違うという人がいそうですが、世の中に絶対は絶対ありません。そんな報知の生き様がとっても気になったので、くだらないと思いつつ記事にしました。おしまい。
*1:ちなみに彼の公式サイトがウイルスに感染したかどうかは不明ですが、Google先生は第三者によるハッキング攻撃があったといっていて、検索結果にそれが出てきます。
なんかあるとイヤなので、リンクは踏まないことをオススメしますが、確かになにやら卑猥な英単語が並んでいますね