日本は治安がいい国とは言われていますが、性犯罪についてはそうでもないよというツイートが話題を集めていました。元のツイートは載せませんが、ポイントとしては、
①英米の大使館から以下の情報がでている。
②日本には痴漢がいっぱいいる。
③性犯罪はセカンドレイプされるだけでまともに捜査されない。
という点でしょう。どうせなので、各国の日本の性犯罪に対する渡航の注意喚起について調べてみました。
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①英米の大使館から以下の情報がでている。
②日本には痴漢がいっぱいいる。
③性犯罪はセカンドレイプされるだけでまともに捜査されない。
という点でしょう。どうせなので、各国の日本の性犯罪に対する渡航の注意喚起について調べてみました。
続きを読むもう2017年も終わりです。みなさまはどんな年でしたか?
私のブログ記事は265本を数えました。書評や過去の迷走している記事も含んでいるのですが、なんとか週に1回ぐらいのペースで更新ができています。回を追うごとにだんだん参考資料が多くなり、字数も増加の一途と言うのは、正確さと言う意味ではいいのでしょうが、ペース的にそろそろ息切れする頃です。
素人が個人的に運営しているブログですが、この1年でも調べている途中でお蔵入りになっている記事がいくつもあります。だいたいは「おもしろくない」という理由ですが、他の記事を調べていたら更新する暇がなくなって、旬を過ぎてしまった、というものもあります。今日は、その中から年末の大掃除も兼ねて、
①「至りませず」は誤用なのか?(九州の高校の謝罪文問題)
②影が男女のカップルに見える木の写真はフェイクか?
③「逃げるは恥だが役に立つ」は本当にハンガリーのことわざか?
の3本でおおくりいたしまーす。
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冬も深まると恋しくなるのが温泉ですが、入浴の事故が多いんですよと言うお話。
温泉評論家の方と話していたら、毎年風呂で亡くなる人が約2万人いて、5千人は自宅で、後の1万5千名は温泉などで亡くなっているらしい。交通事故の約3倍。それを防ぐには、「旅館に着いたら必ず用意してあるお茶を飲みお菓子を食べる」「朝風呂の前には水分補給する」だそうです。
— いんてきふこ (@INTEKI) 2017年12月21日
「風呂で亡くなる人が約2万人」ということで、交通事故よりもはるかに多い数です*1。うち自宅が「5千人」で、温泉などで「1万5千」人が亡くなっているとのこと。予防にはお茶とお菓子、水分補給をあげられていました。
こういう伝聞の数字が出てくるとどうしても正しいのかどうか疑ってしまう私の悪い癖があるので、毎度のように小姑めいた検証をしていきたいと思います。今日は大きなデマとかそういう感じじゃなくて、重箱の隅をつつく感じのお話であることをご了承ください。
*1:
ちなみに細かい部分ですが、2016年の交通事故死者数3904人なので、対2万には約5倍です。
温泉の「1万5千」と比較するならば、3倍より「4倍」の方が近いでしょう。いずれにせよ、「交通事故の約3倍」はどちらの数字とも数があいません。
12月8日は真珠湾攻撃による、太平洋戦争の開戦の日と位置づけられていますが、こんなツイートが気になりました。
ふと見たカレンダーが歴史的放送事故の話を扱ってました pic.twitter.com/htp8LwFVVV
— 戦場体験放映保存の会🐣 (@JvvapJP) 2017年12月8日
「昭和16年12月8日」の太平洋戦争開戦の折、「NHKの鹿児島支局」の担当者が、「勇壮な曲」を流すべく、選んだレコードが「アメリカ国歌」で、軍部に大目玉をくらったという雑学。
いつもの如く、この手の雑学には眉につばをつけて調べてみたのですが、意外にもどうもまるっきりのウソでもなさそうだ、という感じになりましたので、検証について記録したいかと思います。
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「高齢者」という言葉ができてからどれほど経ったのかはわかりませんが、何かと批判に立たされることも多くなってきた高齢者たちの今日この頃。こんなツイートがありました。
定年後の高齢者などの「学び直し」に5,000億。この金があれば国立大ぜんぶ無償化してもお釣り来る。
— どーも僕です。(どもぼく) (@domoboku) 2017年12月7日
大学の学費は昭和50年から15倍。多額の借金で若者が大学に通う中、今の若者の7%以下の学費でも学ばなかった高齢者が現役世代の負担で学び直し。
ああ、この国滅びるんだな。https://t.co/uUaZNk9a9V
読売新聞の「「学び直し教育」推進に5000億円…大幅拡充」という記事に、以下のような文章があり、
出産・育児で退職した女性や定年退職した高齢者らがビジネスの技能を磨く「リカレント(学び直し)教育」推進のため、政府は2019年度以降に約5000億円を投入する方針を固めた。
それにからんでのツイートのようです。
前にこの方のツイートについて取り上げたことがありますが*1、少々イメージで語りすぎではないかと思い、主に次の点、
・学び直しの対象は「定年後の高齢者」なのか
・5000億円あれば国立大を全部無償化してもお釣りが来るのか
・授業料は昭和50年から15倍も値上がりしているのか
について、事実を検証してみました。
続きを読む少し前になりますが、「子ども4人産んだら表彰」といった自民党議員に対して批判が集まりました。
記事では、「Twitter上で「ナチスと同じ発想」などと批判する声が挙がっている」という声を紹介していましたが、フランスをはじめとした他の国でもこの「勲章」の制度があるため、少々フェアな書き方ではないなと思いましたので、以下のように呟いたところ*1、
「子供4人産んだら表彰」をナチスの政策と絡める節もありますが、既に指摘がある様に、仏ではMédaille de la familleという多産の勲章授与があり、露やタジク等はРодительская слава、Серебряная подвескаという勲章授与が未だあり、ナチスだけ挙げるのはフェアではありませんhttps://t.co/89UJ0sL66B
— ネットロアをめぐる冒険 (@netlorechase) 2017年11月22日
反応がまあまああったので、しっかりまとめてみようと思います。
*1:「Серебряная подвеска」をタジキスタンの話としてあげましたが、これはカザフスタンの「シルバーメダル」のロシア語名であり、国も名称も間違えています。すみません
全く足立議員に興味はないのですが、「李下に冠を正さず」の使用法について、ちょっと話題になっているようですね。以下のツイートが気になりました*1。
足立議員の「李下に冠を正す」発言に爆笑したんですが、検索してみたら「李下に冠を正さず」が良くないことで「李下に冠を正す」がいいことだと勘違いしている人がそれなりにいるという事実に気付きました。「襟を正す」とごっちゃになっているんですかね。
— 永山薫@マンガ論争編集部 (@Kaworu911) 2017年11月18日
発言については、以下のもののようです。
足立議員は「『李下で冠を正した』安倍首相を、『犯罪者たち』が取り囲んで非難しているのが、今の国会だと思う」と述べた。
私が気になったのは、果たして足立議員のこの使用法は誤用なのか、そして、「李下に冠を正す」を「いいこと」と勘違いしている人は「それなりにいる」のかということです。
*1:
「爆笑」について、一人で笑うのに「爆笑」はいかがなものか、というリプもありましたが、「爆笑」の用法については議論の余地があるでしょう