ネットロアをめぐる冒険

ネットにちらばる都市伝説=ネットロアを、できるかぎり解決していきます。

【検証中】星の命名権に関する諸々の検証、リスペクトできるように

年明け前の話題ではありますが、年末に閉鎖したスペースワールドが、星の命名権を取得した、というニュースが話題になっていました。

 

nlab.itmedia.co.jp

 

ただ、この星の命名権というツールは、天文愛好家からの評判は芳しくなく、そのことについて、私もいくつかツイッターで呟きました*1

 

今回は、そういう「星の命名権」を日本で取り扱う業者が、果たしてどの程度信頼できそうなものなのか、というところを調べてみました。*2

 

 

***

 

学術的には認められていない

呟いたことの繰り返しにはなりますが、基本的に「星の命名権」というものは、商用的価値があるだけで、学術的にはいっさい認められていないものです。

 

学術的に認められているのは、International Astronomical Union国際天文学連合(IAU)のみです。

 

International Astronomical Union | IAU

 

星表というものがあり、これはいくつか種類があるのですが、要するに空の座標みたいなものです。今回のスペースワールドが取得した星は「GSC653:1366」という表記があるので、「ガイド星表 (Guide Star Catalog)」という、ハッブル宇宙望遠鏡の観測のためにまとめられた星表のデータベースからとられたものでしょう*3。大元は1989年にNASAがリリースしたものですが、数多くの星図ソフトに使われ、かなり一般的な(いわゆる愛好家も使用するような)ものなんではないかな、という感じです。

 

この星の「名前」については、前半の数字は全天の領域を表す番号、後半の数字はその領域内での通し番号を表す番号*4となっており、かなり無味乾燥としています。要は、現在、公式的についている星の名前は、そういったあんまり面白みのないものである、ということです。

 

そのため、IAUもこの「星の命名権」ビジネスについては、あまり反応がよろしくありません。

 

Some commercial enterprises purport to offer such services for a fee. However, such "names" have no formal or official validity whatsoever. Similar rules on "buying" names apply to star clusters and galaxies as well.

いくつかの商業的企業は、そのようなサービス(星の命名権)を、有償にて提供できると主張します。しかし、そのような「名前」には、非公式、あるいは公式的な価値はありません。「購入」された星団や銀河についても同様のルールが当てはまります。

Buying Star Names | IAU

 

ツイートもしましたが、以下の命名権に関する回答がふるっています。

 

An expensive piece of paper and a temporary feeling of happiness, like if you take a cup of tea instead of the Doctor's recommended medicine. But at least you do not risk getting sick by paying for a star name, only losing money.

一枚の高価な紙と、一時的な幸福感。それは医者の勧めた薬の代わりに飲む紅茶のような。ただ、少なくともあなたは病気のリスクを抱えることはなく、せいぜいお金を失うぐらいでしょう。

Buying Star Names | IAU

 

ただ、IAUも、歴史的に使われている「星の名前」については、公式的な見解が必要だという立場で、Working Group on Star Names(WGSN)というグループを2016年に立ち上げています。たとえばシリウスやカペラといった有名な星の名前さえも、実際にはIAUはこれまで「公式的な名称」として認めてきた経緯はありませんでした*5

 

そこで、現在WGSNは、そのような通称として使われてきた伝統的な星の名前を、公式としてリストアップする作業を試みています。2017年12月11日現在、313の名前がカタログに記載されており*6、現在はこの伝統的な名前を整理していく段階にあるのでしょう。しかし、将来的には、このルールの定義づけをしていくことで、天文学的に重要な星に関しては、新たな名前をつけることにも取り組みたいようです*7

 

オーストラリアの天文台のようだが…

さて、今回スペースワールドが星の名前の取得を依頼したのは、「スターネーミングギフト」というサイトかと思われます。

 

stardomejapan.com

 

昔は結構、「星の名前が買える!」みたいなのを前面に出しているような感じ*8の会社が多かった気がしますが(月の土地なんてのもありましたね)、このサイトは比較的良心的で、これによって、実際に星の名前が買えるわけではないこと、オーストラリアの天文台に登録をされるだけだということが明記されています。

 

当サイトでは、オーストラリアのスプリングブルック天文台と契約し、名前のない星に、あなたのお好きな名前をつけるサービスを行っています。
付けた名前は実際のスプリングブルック天文台内にて永久に記録・保存されます。
(スターネーミングギフトで命名される名前は、スプリングブルック天文台で使用されるもので、学術(天文学)での命名件(ママ)、また星の所有権ではありません。)

星に名前を -スターネーミングギフト- 公式サイト サプライズプレゼント 結婚・プロポーズ・誕生日・記念日・出産祝い

 

ここが契約しているのは、オーストラリアの「スプリングブルック天文台」という場所のようで、総責任者の「アンドレ・クライデン氏」のコメントも寄せられており、ついでに彼のサインも添えてあるのですが、サインが…んん?

 

f:id:ibenzo:20180113215842p:plain

f:id:ibenzo:20180113215939p:plain

 

Peter Keneddy-Good? ピーターさん?

 

あら、サインと名前が全く一致しません。

 

元々はニュージーランドの天文台と契約していた

というわけで、疑問がにょきにょきと生えてきますので、このサイトのアーカイブを探してみますと、2005年?~2007年3月ぐらいまでは、NZにあるStardome天文台というところと、命名権の販売契約をしていたことがわかります。以下の文言は、2007年3月23日にアーカイブされたものからの引用。

 

当サイトでは、オークランド(ニュージーランド)のスタードーム国立天文台と契約し、名前のない星に、あなたのお好きな名前をつけるサービスを行っています。
付けた名前(スタードームスター)は実際のスタードーム国立天文台内にて永久に記録・保存されます。

星に名前を -スタードームギフト- 公式サイト

 

そして、スタードームの所長さんからの言葉も載っています。

 

スタードーム国立天文台所長
ピーター・ケネディー・グッド

星に名前を -スタードームギフト- 訪問くださる日本の皆様へ

(以下略)

 

おお、ピーターさんですね。下についているサインも一緒です。なので、間違いかどうかわかりませんが、以前に契約していた所長さんのサインを、なぜか現在まで使い続けている、という、なんともな感じです。

 

ちなみに、Stardome observatoryも、当時から星の「命名権」(Adopt a Star)の販売をしており*9、現在まで続いています。

 

Your personalised Adopt A Star pack will contain:
・A personalised certificate with your star coordinates
・A laser cut wood star to keep as a memento
・A star map so you can find your star in the night sky
・Information about the constellation the star is in
・One adult or two child passes to Stardome (valid for one year)

あなたのものとなる「Adopt A Star」パックには以下のものが含まれています。

・あなたの星の座標と証明書

・記念に残るレーザーカットされた木製の星

・夜空にあなたの星をみつけるための星図

・その星座の星についての情報

・スタードーム天文台のチケット(大人1名もしくは子ども2名無料/1年有効)

Adopt a Star Stardome Observatory Auckland | Gift | Stardome

 

というか、現在の「スターネーミング」のサイトのアドレスは、以前の「stardomejapan.com」をそのまま使っており、うーん、問題ないのかな、という気もします。

 

肉眼で見える星の数は有限である

私がもう一つ気になっていたのは、このサイトは、命名できる星を「肉眼で見える明るい星」に限定していることです。

 

2~6等星の中でまだ名前が付いていない星、確実に肉眼で観測できる星を確保しています。

星に名前を -スターネーミングギフト- 公式サイト サプライズプレゼント 結婚・プロポーズ・誕生日・記念日・出産祝い

 

国立科学博物館によれば*10、1等星から6等星までは全天で8600個ほど。北半球に限れば半分のおよそ4300個です。1等星以上は21個ですからまあ大したことないですが、4000個程度しかないのに、16年間もやってこれたのか?という疑問がにょきにょきと生えてきます*11

 

ところが、当該サイトの2007年のアーカイブを眺めていると、なかなか正直に書いてあります。

 

【お客様へのお知らせ】
皆様から大変好評をいただきまして当サイトの在庫もあと残りわずかになりました。
基本的に明るい星から順に販売しております。
お早めのご注文が大変お得です。

2007/3/10
肉眼で見える星(6等星以上)は、あと、残り 98個です。

星に名前を -スタードームギフト- 公式サイト

 

とまあ、夕方の特売のような感じで、星の名前を売りさばいています。ここまではっきりしていると、清々しいですね。当初は2000個をStardomeから譲り受けていたそうで、なるほど、何年も続けていれば在庫僅少になるでしょう。

 

なので、Stardomeとの契約が終わったのも、予定星数が上限に達したからでしょう。それについても正直に記載があります。2007年7月15日のアーカイブ*12

 

2007年4月1日 スプリングブルック天文台(オーストラリア)と正式契約


これまで当社ではスタードーム国立天文台(ニュージーランド)のネーミングサービスを提供してまいりましたが、2007年3月をもちまして全て完売いたしました。
2007年4月よりスプリングブルック天文台(オーストラリア)のネーミングサービスへと移行させていただく事となりました。

星に名前を -スターネーミングギフト- 公式サイト

 

なので、天文台をいくつも変えれば、たとえ6等星以上の星を対象としていたところで、ほぼ半永久的に星に名前をつけ続けられるわけです。なるほど!かしこい!

 

名目は寄付

現在、「スターネーミング」のサイトが契約している、オーストラリアの「スプリングブルック天文台」は、公営のものではなく、個人が経営している天文台です。

 

This is a private facility with no Government assistance . Our facility was obtained by passion and perseverance over 24 years period

この天文台は政府の支援を受けていない、私的な施設です。私たちの施設は、24年間に及ぶ情熱と忍耐によってつくられました。

Springbrook Research Observatory - Observing Space Springbrook| Facts About Space Springbrook

 

StardomeはNZの公立の天文台でしたので、ずいぶん落差があるなあという気がして、サインの画像も間違えてるし、本当に契約してるのかと疑いながら、スプリングブルックのアンドレ氏にメールをしてみたところ、大変気さくなお返事が来ました。

 

個人的なメールなので転載はしませんが、確かに「スターネーミング」のサイトと提携を2007年からしていること、名前がつけられた星は彼が天文台できちんと管理していること、肉眼で見える星は限りがあるから大変だよ、というようなことをお返事いただきました。なので、現在の星の命名権は、ちゃんと天文台で選定して管理してくれそうですよ!

 

では、その前のStardomeの天文台も、きちんと名前を保管していてくれているのでしょうか?

 

 

NZのStardome天文台は、先ほども書いたように、「Adopt a Star」というパックを販売しています。

 

www.stardome.org.nz

 

Stardomeはかなり昔から「Adopt a Star」のプログラムを実施しているようで、アーカイブは2002年からあります。以下は2007年2月3日のアーカイブから。

 

Stars selected are visible from New Zealand and an official star catalogue name and/or number is cross-referenced on the presentation certificate you receive. The star selected and recorded on your certificate is unique to you. We allocate one certificate only to each star.

選ばれた星は、ニュージーランドから見ることができ、あなたが受け取る贈与証明書は、公式の星の名称もしくは番号が相互的に参照されます。選ばれた星はあなたにとって唯一のものとして記録されます。1つの証明書はそれぞれの星にのみ割り当てられます。

https://web.archive.org/web/20070203074503/http://www.stardome.org.nz:80/

 

Stardomeはこの「Adopt」が、天文台への「寄付(a donation)」であることが強調されています。

 

The money raised from Adopt a Star sales goes towards our open days, upgrading planetarium shows and reaching out to students as part of our education programme.

「Adopt a Star」の利益は、プラネタリウムショーのアップグレードの開催日に向けたり、学生への教育プログラムの一環の援助として使われたりします。

Adopt a Star Stardome Observatory Auckland | Gift | Stardome

 

あからさまな「星の命名権」ビジネスは、さすがに諸外国では下火になっているようですが、いろいろな天文台や学術機関も、資金獲得のために、「Adopt a Star」プログラムは結構行われています。

 

adoptastar.whitedwarf.org

 

www.museumswellington.org.nz

 

Adopt-A-Star -

 

Adopt A Variable Star Program | aavso.org

 

私はこの「Adopt」の表現が引っかかっていて、もう少し本来の意味に近い「選ぶ」というような意味合いが強いんじゃないかなあと思いました。実は、スプリングブルックの証明書をよく読むと、こういう英語の記載になってます。

 

This is to certify that SPACE WORLD has adopted the Springbrook star GSC653:1366 in the constallation Taurus.

スペースワールドがスプリングブルックの星の牡牛座のGSC653:1366を命名したことを証明します。

年内閉園のスペースワールド、地球から417光年離れた星の命名権を獲得 「閉園ではなく“移転”」 (l_f171228_sw_4.jpg) - ねとらぼ

 

この文章だと、「SPACE WORLD」と命名したというより、「SPACE WORLD」命名したという感じになりませんかねえ。しかも、この「ADOPT」は、「命名」というよりは、「選択」という意味合いの方があっているような気がするんですが、英語に詳しい人、どうでしょう。ADOPTを使っているのは、その選定者のほうに力点が置かれているからなのではないかなあと個人的には思います*13。これが本当なら、この星には「SPACE WORLD」の名前がついていないことになるんですが…

 

なので、 スターネーミングさんがやってるように、「命名権」を全面に打ち出していくアドバタイズは、もしかすると本来の趣旨とはずれているのかもしれない、と考えました。Stardomeも、自由に名前をつける、というよりかは、購入した人や関係する人の名前で星を選ぶ、ぐらいの意味合いだったのではないでしょうか。

  

以上のことをStardomeに質問したのですが、返事がまったく来ないので、本当のところはよくわかりません。

 

リスペクトが感じられない

疑わしいところはあるものの、現在の「スターネーミング」は、ある意味正直に営業をしているとは思います。そもそもそれを言ったら、「星の命名権」ビジネス自体が疑わしいです。

 

ただ、天文やそれに携わる人へのリスペクトは感じられません。

 

この「スターネーミング」のサイトは、先ほどのサインの件もそうですが、明らかな誤謬がけっこう目立ちます。

 

たとえば次の記述。

 

現在約47万5千個の星があり、その中で名前がついているものは実は一等星など極わずかだけです。

 

この47万5千という数字がどこから出てきたかわかりません。地球上から肉眼で見える星の数であれば多すぎですし、宇宙の星の数であれば少なすぎです。

 

他にも細かいところですが*14

 

国連の国際天文学連合

 

という記述がありますが、IAUは国連とは関係がありません。

 

あとは、このスプリングブルック天文台を、

 

オーストラリア南西クイーンズランドで唯一、一般公開されている天文台

 

としていますが、クイーンズランド州ということであれば、公開されている天文台はいくつかあります。

 

www.brisbane.qld.gov.au

 

www.kingaroyobservatory.com

 

 

また、最も気になって答えが出てないのですが、今回スペースワールドが取得した星は、ガイド星表の表記で、「GSC653:1366」と記載されていました。

 

ただ、調べた限りでは、「GSC」表記の場合は、「GSCfffff-nnnnn」と記載するのが普通のようですので、本来なら「GSC00653-01366」という表記が正しいのではないでしょうか。実際にデータベースから当該の星を検索すると、上記の表記で表示されます*15

 

simbad.u-strasbg.fr

 

ここら辺は天文学に詳しい人教えてください*16

 

あと、他の国のAdopt a Starはだいたい50$前後なのですが、「スターネーミング」は約3万円と破格の高さです。オーストラリアにはいったいどれほどマージンがいっているのか心配になります。

 

いずれにせよ、細かな誤謬ではありますが、この会社は星空自体にはあまり興味がないのではないかと感じます。

 

 

今日のまとめ

①公式的な星の名前はIAUが管理しており、命名権はビジネスとしてしか成立していない。

②「スターネーミング」のサイトは、2007年3月までは、NZのStardome天文台と契約していた。

③有限の星の数でビジネスが成り立つのは、6等星以上の星を全て選んでしまっても、また別の天文台と契約をすればいいからである。

④諸外国の「Adopt a Star」はその天文台なり機関なりへの寄付の概念が強い。

⑤また、「名前をつける」そのことよりも、「誰が選んだか」ということの方に力点が置かれているように思え、日本のサイトとのずれを感じる。

⑥いずれにせよ、細かな誤謬も目立ち、星への敬意は感じられない。

 

アメリカとかはこの「Adopt a Star」についてはしっかり「寄付」の概念が定着していて、税控除まで受けられるそうです。私はこの制度を、天文学や学術機関への支援と言う意味で捉えるならば、まあそんなに目くじらをたてることはないんじゃないかなあとは思いました。ただ、現行の日本でのやり方は金額も高すぎるので、割り切ってどこかの公的機関が始めてみてもいいんじゃないんでしょうか。

*1:

ネットロアをめぐる冒険 on Twitter: "スペースワールドの星の命名権が話題になってますが、あくまで豪の天文台Springbrook Research Observatoryから命名権を買っているだけで、学術的な意味はありません。
野暮な話かもしれませんが。
https://t.co/vUtHfOqfwK"

*2:

本当はもうちょっと早く記事にしようとしたのですが、色々なメールでの問い合わせに一切応答がなく、私としてはもう少し完璧にしてから記事にしたかったのですが、あんまり待つと旬も過ぎるので、ここいらで記事にします。追記があれば書きます。

*3:

ガイド星星表 - Wikipedia

*4:

太陽系外惑星の名前 - 物理のメモノート

*5:

Many such names are already in common parlance, and have been for a long time, but until the establishment of the WGSN there was no official, IAU-approved catalogue of names for the brightest stars in our sky.

多くのそのような名前(訳注:通称名のこと)は、既に共通用語として長い間ありましたが、WGSNが設立されるまでは、IAUが承認した輝星星表として正式なものではありませんでした。

Naming Stars | IAU

 

*6:

The International Astronomical Union’s Working Group on Star Names formally approved 86 new names for stars, which are now in the IAU stellar name catalogue. The catalogue now contains the approved names of 313 stars.

IAUのWGSNは、86個の星の新しい名前を正式に採用した。星表は現在313個の星の名前を採用している。

IAU Approves 86 New Star Names From Around the World | Press Releases | IAU

 

*7:

but specifically excludes exoplanets (purview of EC WG Public Naming of Planets and the Planetary Systems), interstellar medium features (nebulae), and extragalactic objects. Exoplanet names will be catalogued as well so as to avoid duplication with star names.

*8:

世界的には、以下の会社が有名でしょう。

Name a Star - Buy a Star | International Star Registry

*9:

The star selected and recorded on your certificate is unique to you. We allocate one certificate only to each star.

https://web.archive.org/web/20041214151947/http://www.stardome.org.nz:80/

*10:

国立科学博物館-宇宙の質問箱-星座編

*11:

ちなみに、6等星以上の星の数は資料によって6000程度と8600程度でばらつきがあります。

crd.ndl.go.jp

どっちが正しいんでしょ?

*12:

実はこのアーカイブを見ると、スプリングブルックのアンドレ氏のサインと思しきものがちゃんとあります。いつのまにStardomeのものとすり替わったんでしょうね

*13:

ちなみにこの文章は、Stardomeと全く同じです。

f:id:ibenzo:20180114021032p:plain

THIS IS TO CERTIFY THAT BUZZ ALDRIN HAS ADOPTED THE STARDOME STAR ACRUX IN THE CONSTELLATION CRUX

 

前の契約の時のものをそのまま使いまわしているんでしょう。

*14:

もっと細かいところでは、スプリングブルックの責任者を「アンドレ・クイデン」氏と表記していますが、「Andre Clayden」なので、「アンドレ・クイデン」がより正しい読み方ではないか、という気もしますが、まあ英語名の日本語読み方はいろいろあるので…

*15:

ちなみに、既にWikipediaにこのスペースワールドの星は項目ができていました。

おうし座4番星 - Wikipedia

*16:

もし仮にこの話が正しいとすると、さすがにオーストラリアの天文台の人は間違えないと思うので、日本の「スターネーミング」が間違えていることになります。たぶん、エクセルかなんかで送られて、数値変換されて頭の「0」が消えちゃったとか、そんなとこじゃないですかね