お久しぶりです。名古屋市長のメダル噛みがなかなかにぎわっておりますが*1、シドニー五輪の高橋尚子氏の金メダルの写真を出して、「若い子はこの行為を知らないんじゃなかろうか」みたいなツイートを目にしました*2。
読みようによっては、高橋尚子氏からメダル噛みが始まったようにも読めるんですが、そういえば最初にメダルを噛んだのは誰だろうと調べてみると、こんなサイトが引っかかります。
最初に誰がメダルを噛んだか、説はいくつかあるが、最初にメディアにメダルを噛む写真が出たのは1988年のソウルオリンピックの時という説が有力だ。
男子水泳200メートル自由形で優勝した、オーストラリアのイケメン、ダンカン・ジョン・アームストロング選手。白い歯でがりっとメダルを噛んだ写真についた見出しは「勝利ガリガリ」だった。
オリンピックでメダルを噛んだ最初の日本人は誰!? - エキサイトニュース
ところが、なかなかこの話、まともな検証はネット上にないので、じゃあ調べてみるかと調べてみたら、いや、難しすぎました。「〇〇が最初です!」とは言えないものの、少なくとも「1988年のソウルオリンピック」などという説は簡単に覆せるので、できたところまで書いて残しておきます。
【目次】
- 1988年より前にある
- どこまでさかのぼれるか?
- 1980年代から?
- なぜ日本では1988年なのか
- 今日のまとめ
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