少々旧聞ではございますが、以下の話題を覚えておいででしょうか。
変形された五円硬貨が、賽銭の中から見つかりました
— 丹波 高山寺 (@Tanba_Kosanji) 2020年11月19日
硬貨を意図的に傷つけるのは犯罪です pic.twitter.com/oN5Cn7vPW0
この五円硬貨が、実は「雨乞銭」と呼ばれる、雨乞いをする際に使われた技法なのではないか、ということで、驚きの声があがっておりました。
そんな話ではあったのですが、疑り深い私としては、現実にそんな風習があったのか、というところが大変気になったため、そこのところを調べてみました。私なりの結論としては、「古くから硬貨に傷をつける風習はあったが、雨乞いと関係するかは不明」なのですが、資料が乏しく、情報がある方がいれば募集中です。
【目次】
- 「雨乞銭」は古銭界隈で知られていた
- 民俗学上の「雨乞銭」
- 「傘」と雨の関係
- 史料から考える
- 今日のまとめ
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